初代W-ZERO3再構築(6) 〜ATOK導入

初代にATOK1

ついに初代W-ZERO3へ導入しました。ATOKです。
[es]と比べて初代W-ZERO3には“ゆとりスペース”のキーボードがあるにもかかわらず、標準のMS-IMEは文字変換がいまひとつな為、快適な文字入力には一歩及びませんでした。先週よりメインの通信端末として使用中の今こそ、ATOKを導入するのにいいタイミングでした。ATOK導入についてレビュします。

準備したもの

の3つです。3つのCABファイルを準備して、初代W-ZERO3miniSDに入れておきました。ATOKiPAQ h2210使用時にダウンロード購入したものです。

さらに、以下の3つを参考にしました。

ATOKの導入

  1. miniSDカード上にあるDefSipChanger.CABをタップし、「デバイス」にインストール
  2. 同じくFEPTgl.CABをタップし、「デバイス」にインストール
  3. FEP Togleを、カメラのシャッターボタンに割り当てる*1
  4. (ActiveSyncを使うのではなく)Atokunicab.CABをタップし、「デバイス」にインストール


以上で、ATOKが使えるようになり、快適な文字入力環境が得られました。

ATOK使用時の注意点

ATOK導入後、わざと文字キーを押して(=IMEの状態を変更して)みました。すると、ローマ字入力→かな入力モードと変わってしまい、元に戻らなくなりました(ナルホドと確認)。次に、FEPTogleを割り当てたシャッターボタンを押すと、ローマ字入力モードに戻すことができました。FEPTogleは便利ですね。
かな入力モードにしないためには、Fn+文字キーを使ってIMEを切り替えるようにすればOKです。

気がかりな点(1)

ATOKW-ZERO3に導入する際、「W-ZERO3ワナビ」ではActiveSyncを用いる方法が解説されていました。しかし、私はAtokunicab.CABを使ってCABインストールをしました。
これが原因かどうか分かりませんが、『ATOKがデフォルトのSIPになっています。変更することをお勧めします。』というDefSipChange Ver1.0*のダイアログが、一度もW-ZERO3画面上に現われませんでした。

  • スタートメニュ→プログラム→DefSipChangeアイコンをタップしても
  • W-ZERO3を再起動しても
  • スタートメニュ→設定→システムタブ→ATOK設定アイコンで設定し直しても
  • 上記を繰り返しても

一度もダイアログにお目にかかっていません。ATOKを使う上で何の不都合もないのですが、私だけ挙動が異なる(?)という点で少し気になっている程度です。

気がかりな点(2)

ATOKの文字変換が賢いといっても、辞書登録も併用したいものです。[es]と同じく、『ctrl+7』により辞書登録が可能です。
ところが、一度登録した辞書リストを閲覧したり、誤って登録した辞書を削除する方法が分かっていません。

  • スタートメニュ→設定→システムタブ→ATOK設定アイコン

を開いても、「プロパティ(R)...」の箇所がアクティブになっておらず、タップをしても設定画面に移行できませんでした。ATOKは初代W-ZERO3に正式対応ではないので、辞書の編集などは不可なのかもしれません。

本体メモリはおよそ4MB減

ATOK導入の前後でメモリをチェックすると、「データ記憶用」が4MBほど*2減少していました。
先日ブラウザのNetFrontを本体メモリ→miniSDへ移行したのは、ATOKを導入したかった為でもあります。
「プログラム実行用」が19MB台ありますので、他のアプリ使用には問題はないかと思っています。

*1:初代W-ZERO3ではカメラ撮影をあまりせず、ボタンの使い道が余っている。また、フルキーボード入力時に、右手人差し指で押しやすい位置にあるため

*2:正確ではなく目安。ATOK導入後、1日経ってから確認したためマイドキュメント内のファイルサイズが少し変動。