初代W-ZERO3再構築(6) 〜ATOK導入
ついに初代W-ZERO3へ導入しました。ATOKです。
[es]と比べて初代W-ZERO3には“ゆとりスペース”のキーボードがあるにもかかわらず、標準のMS-IMEは文字変換がいまひとつな為、快適な文字入力には一歩及びませんでした。先週よりメインの通信端末として使用中の今こそ、ATOKを導入するのにいいタイミングでした。ATOK導入についてレビュします。
準備したもの
- DefSipChanger for WM5 Ver1.07(id:KOTETUさん)
- FEP Togle Ver.0.1(id:tk109さん)
- ATOK for Pocket PC
の3つです。3つのCABファイルを準備して、初代W-ZERO3のminiSDに入れておきました。ATOKはiPAQ h2210使用時にダウンロード購入したものです。
さらに、以下の3つを参考にしました。
- W-ZERO3パワーナビゲータ(257ページ〜)
- kzouさんのページ(ATOK導入も怖くない!)
- a nomalyさんのページ(W-ZERO3 Software 【Utility-IME】)
ATOKの導入
- miniSDカード上にあるDefSipChanger.CABをタップし、「デバイス」にインストール
- 同じくFEPTgl.CABをタップし、「デバイス」にインストール
- FEP Togleを、カメラのシャッターボタンに割り当てる*1
- (ActiveSyncを使うのではなく)Atokunicab.CABをタップし、「デバイス」にインストール
以上で、ATOKが使えるようになり、快適な文字入力環境が得られました。
ATOK使用時の注意点
ATOK導入後、わざと文字キーを押して(=IMEの状態を変更して)みました。すると、ローマ字入力→かな入力モードと変わってしまい、元に戻らなくなりました(ナルホドと確認)。次に、FEPTogleを割り当てたシャッターボタンを押すと、ローマ字入力モードに戻すことができました。FEPTogleは便利ですね。
かな入力モードにしないためには、Fn+文字キーを使ってIMEを切り替えるようにすればOKです。
気がかりな点(1)
ATOKをW-ZERO3に導入する際、「W-ZERO3パワナビ」ではActiveSyncを用いる方法が解説されていました。しかし、私はAtokunicab.CABを使ってCABインストールをしました。
これが原因かどうか分かりませんが、『ATOKがデフォルトのSIPになっています。変更することをお勧めします。』というDefSipChange Ver1.0*のダイアログが、一度もW-ZERO3画面上に現われませんでした。
一度もダイアログにお目にかかっていません。ATOKを使う上で何の不都合もないのですが、私だけ挙動が異なる(?)という点で少し気になっている程度です。
気がかりな点(2)
ATOKの文字変換が賢いといっても、辞書登録も併用したいものです。[es]と同じく、『ctrl+7』により辞書登録が可能です。
ところが、一度登録した辞書リストを閲覧したり、誤って登録した辞書を削除する方法が分かっていません。
- スタートメニュ→設定→システムタブ→ATOK設定アイコン
を開いても、「プロパティ(R)...」の箇所がアクティブになっておらず、タップをしても設定画面に移行できませんでした。ATOKは初代W-ZERO3に正式対応ではないので、辞書の編集などは不可なのかもしれません。
本体メモリはおよそ4MB減
ATOK導入の前後でメモリをチェックすると、「データ記憶用」が4MBほど*2減少していました。
先日ブラウザのNetFrontを本体メモリ→miniSDへ移行したのは、ATOKを導入したかった為でもあります。
「プログラム実行用」が19MB台ありますので、他のアプリ使用には問題はないかと思っています。