寂しいもん

私は大学生の頃から英会話が好きでしたが、その過程でそれなりに苦労したので(いまも:笑)、「ことば」の習得という点に興味があります(たとえ日本語であっても)。なので、長女が言葉を覚えていく過程をみるのはいつも楽しみです。
言葉そのものに加えて、内容が伴うとさらに印象に残ります。先日のやりとりを子育て日記として残そうと思います。先週末は3連休でした(23、24、25日)。平日会えない分、思いっきり一緒に過ごしました。23(金)に話をしていると、

  • 娘:『おとうさん、あした、会社なん?』
  • 私:『あしたは会社休みやで。会社はないよ。』
  • 娘:『かいしゃ、ないのぉ?』(笑顔)

単身赴任となってからは、「会社へ出勤=夜に帰ってこない」ですので、会社はない、と聞いて嬉しそうでした。翌24(土)も同様の会話をしました。
ところが25(日)は3日目だったためか、娘のほうから会社の話しをしてきませんでした。
そこで、夜になって、私から話しかけました。

  • 私:『お父さんね、あしたから会社だよ』
  • 娘:『え?あした、かいしゃ?』
  • 私:『うん。だから、お母さんの言うことをちゃんと聞いて、いい子ちゃんにするんやで』
  • 娘:『朝起きて、おとうさんがいないと、○○ちゃんひとりになるから、寂しいもん』
  • 私:『ひとりと違うよ、お母さんと△△ちゃん(妹)がいるから大丈夫やん』
  • 娘:『でも、寂しいもん』

娘の口から“寂しい”という感情表現を聞いたのは初めてだったので、少々驚きでした。『寂しいもん』と言いながら、うつむき加減で悲しそうな表情をするところから、言葉の意味は分かってきているんでしょうね。「あした」「会社」「いない」「ひとり」などといった各単語の意味・概念をどこまで理解しているかは謎ですが、文章としてかなり立派になってきました。もうすぐしたら年末年始の休みだから、また思い切り遊んであげるよ、、、いや、お父さんと遊んでもらえませんか?(笑)