褒める子育て

子育てに関する私のポリシーはいくつかあるわけですが、その中のひとつに、

  • 良くないコトを改善するよう注意する
    • 『そんなことは、やめようね』と諭す程度だったり
    • 『やめなさい!』と強く叱り飛ばしたり

というのがあります。万国共通の躾けだと思いますが、“否定”“禁止”という点では日本人に多いアプローチなのかもしれません。
もうひとつのポリシーに、

  • いいコト(行動や言動)をしたら、褒めてあげる
  • 次はきっとできるよ。おまえなら分かるはずだよ。

と前向きな声をかけるようにしてきました。この手法はどちらかというと欧米的な手法だと思ってます。アメリカの教育に関する記事やエッセイのなかで、例えば、

  • 本の学校では、成績の悪い教科があれば、それを人並み(平均)にレベルアップすべく指導する

のに対し、

  • アメリカの学校では、その生徒が得意な教科を更に伸ばせるよう指導する
    • ピアノが得意な子がいれば、『あなた、ピアノがじょうずねぇ。将来はピアニストになれるわよ』など

という類の話をよく目にしたからです。“マイナスをゼロorプラスにする” vs “プラスをもっとプラスにする”ようなイメージでしょうか。

褒める教育の効果

4歳を過ぎて言葉の表現力が増し続けている上の娘ですが、先週末に話をしていて嬉しいことがありました。
金曜日に娘が悪いことをしたので、妻が怒り、そして私まで怒ってしまいました*1。娘は反発もしましたし、かなり不満足そうでした。時間をおいて、娘の気持ちが落ち着いた時に、

  • こういう点が悪かったんだよ。
  • 今度はちゃんとしようね。
  • ○○ちゃんなら、お父さんの言ってることを分かるから、今度はきっとできるよ

と伝えました。
土曜日も叱る場面がありました。そのとき怒ったのは私だけです。娘は少し反発したものの、何かを我慢をして感情を抑えていました。このときも時間をおいてから、『今日はガマンできたね、エライね』、『なんで、今日はいい子やったの?』と尋ねると、

『おとうさん、いつも、○○ちゃんならちゃんとできるからって言ってくれるでしょ、、だから頑張ってん。そのほうがいいかなーって思ったの』

と。褒める教育をこれからもやっていこう、と思った瞬間でした。

*1:普段は怒るのは片親だけ、を心がけています。いつも両方の親が怒ってしまうと子供は逃げ場を失って、精神上/教育上良くないと考えるから。