コマなし特訓再開の秋

30℃という夏日から解放される季節になりましたね。涼しいので、長女の自転車コマなし*1特訓を再開です。特訓といっても、優しくて甘い指導ですが。

再開は先週末 〜根性で頑張れ

先週末は、片輪ずつ外してバランスを取る練習から始めました。左輪だけを外してもうまく自転車に乗れます。しかし、右輪だけを外すと上手に乗れずに足を着いてしまいます。体が右に傾くクセがあるためです。
先週はこのうまく乗れないところで、あきらめムードな娘ともっと頑張れと怒る私の姿がありました。根性で乗り越えろ的な昔風なアプローチだったかも。娘は目に涙を浮かべ、早くおうちへ帰りたいと。良くないムードのままで練習を終えました。

やる気を引き出す練習法

そこで今日は心機一転、現代風な指導法へ変更(笑)
娘を誉めて、モチベーションを高めることに重きをおきました。春に比べ娘の脚が伸び、着地がラクになったこともあり、結構な成果が出ました。

  • まず、得意な『左輪はずし』で楽しく片輪走行をしてもらいます。

「コマが片方ないのに、しかもお父さんのヘルプがないのに、上手に乗れるね」と誉めてあげるわけです。娘の顔から笑みがこぼれます。

  • 次に、コマを両方外しました。

地面を蹴って前に進みながら、両足を地面から離す。自転車数メートル前へ進みます。バランスを崩したところで足を着地。ペダルはこぎません。数秒間前へ進むだけの練習。これをしばらく続けました。最初は2秒くらいで着地してしまいます。徐々に3秒、4秒とバランスを保てる時間が延びます。時間が延びた成果に対して誉めます。娘は得意顔になります。

  • その次が、コマなしでペダルをごく練習。

当然、私が自転車を支えながら。しばらく自転車を走らせたところで、私が手を離します。すると1〜2秒でバランスが崩れ足が着地してしまいます。これを繰り返すと、4〜5秒まで記録が伸びてきました。5秒というと、一人だけで自転車に乗っている感覚を味わえる時間です。

  • 最後に、娘に今日の感想や上達した様子を述べてもらいます。

自分の『気づき』を語ってもらうわけです。サッカー選手が試合後に自己の成果と反省を振り返るような感じでしょうか。
今日、娘は大満足で練習を終えることができました。私も指導者としてもっと高いレベルを目指そうと思います(笑)

*1:関西地方で、『補助輪なし』を表す