携帯電話の疑問解決

いなあもさんとこで、なるほどと思うエントリを2本拝見しました。

ボーダフォンは1.5GHzという他キャリアと比べて高い周波数を利用している事が災いしていると思っております。
昔、かみさんもボーダフォン(当時はJ-PHONE)ユーザでしたが、ちょっとした遮蔽物に極端に影響される直進性の強い電波特性はかなりやっかいで、最悪の場合からだの向きを変えただけで、いわゆる「バリ3」から「圏外」になってしまうこともしばしば。

私は1年と少し前までは、Jフォン時代よりボーダフォンユーザでしたが、実家ではよく圏外になって困ったものでした*1。1.5GHzの周波数が遮蔽物に影響されやすかったからなんですね。私の知る限りは、3Gについてもいまひとつのようです。ボーダフォン3Gユーザの友人によると、自宅(山沿い)ではよく圏外になるそうです。なので、『在宅のときは携帯ではなく、固定電話にかけてよ』といつも言われます。

ちなみに、僕の使っているウィルコムPHSは1.9GHz帯。
ボーダフォンより更に直進性が高い訳で遮蔽物にはもっと厳しい環境のはずなのですが、幸いPHS基地局は周りを見渡せばあちこちに点在しています。
エリア内ならば複数基地局が同時にカバーしている訳で、さらにそれらと同時に通信を行っているので、今のところ遮蔽物の影響と言うのはあまり意識する必要は無いようです。

PHS基地局が多いので、直進性がさらに高い1.9GHzでも遮蔽物の影響がすくないとのこと。

PHSの場合、基地局が分散していますからひとつのアンテナが受信するデータ量にはそれほど影響がありませんが、携帯の場合大出力のアンテナで広範囲をカバーしますので、アンテナ1本あたりでさばくデータ量が確実に増えます。
すると、1本のアンテナでさばける量を超えたデータがアンテナに集中すると、通話・通信品質が落ちますから、キャリアは品質を確保する事が大変になります。

ウィルコムが斬新なサービスを立て続けに出してきた背景のひとつなんでしょうね。私の生活圏が都市部だったら、ウィルコムW-ZERO3)のシングルホルダーも可能なんですけどねぇ。なにせ、PHSアンテナがないエリアを往来する機会が多いものですから(汗) →コチラ(参考

*1:このときドコモ携帯はアンテナが立っていました