TungstenCへアプリ(19) 〜PiloWeb

J-DOCで閲覧

TungstenCではXiino+自宅無線LANでネット巡回をします。しかし、無線LAN環境から離れたときでも、TungstenCでウェブ情報が見れたらなぁ、と思っていました。そうしたところ、MACYさんの『palmでwebを持ち歩く』というエントリで、

を知り、約2週間ほど使ってきました。フリーウェアです。PiloWeb自体は母艦PC上で使うプログラムで、ウェブ情報をテキストデータに加工してくれます。あとはTungstenCとホットシンクするだけで、TungstenC上でそのテキストデータが読めるというわけです。

このソフトは、Web上の情報を出来るだけ手軽にPalm/Pilot上で見られるようにしようと思って開発したものです。
巡回予約をしたサイトをぐるりとめぐって情報を取得し、それをPalm/Pilot上で見やすいように加工し、インストールの下準備まで行います。お好きなDOC Readerで読む事が出来ます。

PiloWebの設定

サイトからPiloWebをダウンロードします。任意のフォルダで解凍をして、プログラムファイルを起動します。

「ファイル」→「設定」ですが、ユーザ名だけは指定することが求められます。私のアパートのケーブルネット環境ではPROXYサーバの設定は何もせずにOKでした(一方、会社の環境ではPROXY項目の入力が必要でした)。
【追記】
MACYさんよりコメントをいただいたので、雰囲気だけになりますが、私の場合のPROXY設定(@会社パソコン)を以下に示します。

  • 「PROXYを使う」にチェックを入れる
  • PROXYサーバ: ***.***.***.co.jp(会社指定)
  • ポート: ****(会社指定の半角数字)
  • ユーザ名: ****(会社指定)
  • パスワード: ****(会社PCでのネット利用に際して、私が設定)

サイトの追加

「編集」→「サイトの追加」で、巡回予約したいサイトを登録します。少なくとも「サイトの名前」と「サイトのURL」だけ入力しておけば巡回してくれます。

ダウンロード

「ネットワーク」→「ダウンロード」で巡回を開始します。私は約20個のサイトを登録していますが、1分足らずでダウンロードが完了します。『HotSyncの準備が出来ました!』というメッセージが出ます。

TungstenC上で閲覧

私はJ-DOCをインストールしているので、それで取り込んだテキストデータを読むことが出来ます。

テキストでデータが軽いのとTungstenCの爆速さと相まって、非常に軽快に文章を読むことができます。テキストデータなので、写真や画像系のホームページには向かないかも。また、オフライン閲覧になるので、速報性の強いサイト(ニュースなど)だと情報が陳腐化してしまって向かないかもしれません。しかし、私は文章主体のブログ閲覧がメイン用途なので十分に使えてます。bitWarp PDAを契約する以前に、「モバイルのお気に入り」機能を使ってiPAQ h2210上でウェブサイトをオフライン閲覧していた頃の感覚を思い出しました。
MACYさんのところでは、Pluckerというアプリも紹介されていますねぇ。

【PiloWebについて補足】
ただし、このPiloWebの開発は凍結だそうで、後継版としてPiloWebProシェアウェア)があるようです。後継版の機能がどの程度いいのか、よく分かりませんが。

で、いろいろと考えた末、現在のPiloWebは開発を凍結することに決めました。
(中略)
現在すでに開発に着手していて、根本からすべて書き直した新しいPiloWebが生まれようとしています。名前はPiloWebProです。
さすがに、会社で開発していくものですからフリーウェアのままというわけにはいきませんが、その分時間をかけて育てていけます。
一応、現在のPiloWebはこのままフリーウェアとしてこのサイトに置いてきますが、今後の開発はPiloWebProベースでのみとなります。